「金稼ぎたいなんて下品だ」「でもお金欲しい」「知り合いからお金を取るなんてできない」というあなたへ。一体、「お金を稼ぐ」ってどういう事なんでしょう、という話をします。
お金を稼ぐのは幸せを売る事だ
日本という国は資本主義社会なわけで、それって何かというと、「毎日、周りの人たちを助けなさい」という主義と理解して良いと思います。人を助け、感謝されるとお金が送られてきます。なので、感謝してもらえる事を毎日やりなさいね、という国なのです。一定の価格の価値を売る、という考え方ではなく「幸せになってもらったお礼」を頂くべきです。
というと話は終わってしまいそうになるんですが、こんな質問が出ると思います。
価値と価格の関係
「いくらもらえるの?」
あなたが行なった人助けは、どのくらいの価値があると思いますか?500円?1,000円?2,000円? 意外とこの辺パッと答えられる人少ないと思います。僕も最初かなり考え込みました。ビジネスをやろうと思っても、ついつい値切ってしまうところから始まります。「こんな値段じゃ高いって言われるよな・・・とりあえず値切ってあげれば怒られはしないよな・・・」という感じです。でもちょと立ち止まって考えましょう。あなたは何を売るんでしょうか?売り物の価値がわからないのに、値段を決めてしまうのはおかしいですよね。
価値がわからないなら、オークションにかけてみましょう。あなたの価値を認めた人が、どんどん入札してくる事を想像してみてください・・・ 一番高値をつけてくれた人は、いくら入札したでしょう?2,000円だとします。基本的にはそこで売買は成立します。でも、買った人の顔がなぜか曇っています。気持ちがいまいちパッとしていません。
「まあ、仕方ねーな。払うか」
あれ?なんで浮かない顔してるの? それは価値が適正でそのままだから。じゃどうすれば喜んでくれる?
「やった、安い!お買い得だ!」
と思ってもらう必要があるわけです。
ということは、本来は2,000円の値段なんだけど、もしそれが3,000円の商品だとわかれば「おお、安い!」と感動してもらえるわけです。
「え?3,000円の価値を2,000円で売るなんて馬鹿だろ」
という人がいます。それ、セコイです。普通の人なら3,000円分のコストがかかる事でも、スキルを磨いて2,000円のコストでペイできる、そして提供できるようになるべき。それでこそプロです。
もっと簡単に言います。
強い人が、
弱い人を助ける。
これがビジネスの大原則です。
「お金を稼ぐ」とは、お金をぶんどることではありません。全然違います。他人を助けられるように自分を鍛える事をしましょう。そして、弱い人が強くなれるように助けましょう。
そして、この社会貢献を一度だけでなく、何度も継続させられるようにする。そのために、お金を払って次の活動に備えてもらう事。この連鎖反応が活性化すると、その結果、日本経済が活気付き、「景気が良い」と称されます。
繰り返し利用してくれるリピート客になってもらわなければ、ビジネスは続きません。どんどん口コミで広げてもらい、何回も利用してもらいたいわけです。そのためには、あなたは努力して一定の品質の売り物を、できるだけ楽に大量生産する必要があります。そうすることで、簡単に3,000円の価値を生むことができ、それを2,000円で買ってもらうことで「得した!また来よう!」と思ってもらえるのです。
プロのビジネスマンは、このように期待を上回る価値を常に届けられる事を目標に活動していくべきだと思っています。
まとめ
- 「売買」とは「価値の交換」
- 売買によって、他人を助ける行為を継続させる事ができる
- 自分のスキルを高める事で、顧客はさらに得をする
ではまた。