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サラリーマンによるリモートワーク(テレワーク)のオススメ【経験談】

投稿日:2019年7月7日 更新日:

働き方改革だ〜、という訳で世の中の風潮が変わってきてます。かつて「石の上にも三年」だの言って努力こそ日本の美徳と教わってきた世代からすると、「今頃何言ってやがんだよ」とか思いますが、人間に優しい世の中に進んでるんだから歓迎しない理由はありません。

さて、働き方改革の中でも最も大きな目玉なのが、リモートワーク(テレワークとも言う)です。特に東京などの都会エリアでは毎朝満員電車で体力勝負を乗り越えて1日が始まるわけでは、「ここはインドか?」と感じることもあるわけですが(インドの方ごめんなさい)、このリモートワークでは遠隔地から会社のネットワークに接続する事で、「パソコンさえあればどこでも仕事できる」と言うやつです。

僕の場合、この働き方改革が叫ばれるちょっと前からリモートワークを始めました。2014年くらいからフルタイムリモートワークをして5年ほどになります。当時はまだそんなにメジャーではなかったので、会社には本当に感謝しています。そんな僕が感じた色々な経験を元に、リモートタイムの実態をシェアしたいなと思います。

Contents

良い点1: とにかく生産性が超上がる!

まずはポジティブな点をご紹介。

リモートワークは、何よりもその高い生産性が自慢です。これはやったことが無い人には実感できない点だと思います(自分もそうでした)。

オフィスにいて仕事をしてると、気がつかないですが結構サボってます
「俺はサボってない」と思っている人でも、結構サボることになってるんです。

例えば同僚との会話。無駄話だけじゃないです。仕事の話だとしても、細かい確認だとか愚痴だとか、そういう小さな会話が割と多く重なってます。

これ、リモートワークだと皆無です。寂しいですよ、もちろん。でもその分、仕事の結果で成果を示すしかないので、ものすごく仕事に集中する事になります。

リモートワークで成果が出せない人は、誰も責められません。自分の責任です。プロ意識の高い人ほど、リモートワークを選択するはずです

それに気が付くと、オフィスというのは同僚同士のコミュニケーションの場だったんだなあ、そのために会社は高い家賃でオフィスを作ったんだなあ、と改めて感心します。

良い点2: 電車の遅延に強い

電車遅延って多いんですよ。オフィスに通っていた時はそんなに気にならなかったですが、リモートワークしてると、相当数の電車ダイヤの乱れの影響を受けず、仕事に取り組めます。

オフィス通勤している人たちよりも、物凄く効率いいです。

電車が乱れてる、というスマホの通知を見るたびに、「フフ。気の毒だなあ」なんて勝ち誇った気になるのです。

もちろん、地震で交通が麻痺することも避けられます。

良い点3: オフィストラブルの影響を受けない

例えば、オフィスにいる時に地震で避難する、またはボヤ騒ぎで避難する、なんてことがあると、一気に全社員に影響が出ます。つまり会社全体の業務が一斉に停止するわけです。

こんな時も、リモートワーカーは強い。平然と仕事を継続します。

良い点4: コワーキングスペースも利用可能

自宅近くにコワーキングスペースがあれば、そこを利用するのも可能。

ただしセキュリティーには十分注意しましょう。

  • PCの物理的な盗難に注意する意味で、トイレに立つ時にもPCを放置せず持参します。
  • また、ネットワークの盗聴を避けるためにVPN接続は必須です。
  • 電話の内容も周囲に聞こえるので、顧客の社名や自社の社名も言わないように注意。

注意点1: 電話ができない

まあできないわけじゃないんですが、電話しにくいです。

自宅で仕事をしていると、いろんな音が鳴ります。しかも、常時鳴っている訳じゃなく、突如、不意に音が鳴ります。

例えば、

  • 配達業者による突然のピンポン
  • 子供や犬の「遊んでくれ〜」や「寂しいよ〜」、「おい誰か来たぞ!警戒しろ〜」などの声
  • 自治体の試験放送
  • 近所のママさんたちとキッズたちの騒ぎ声

などなど。これらの音がいつ鳴るかなんて、わからないじゃないですか。

そんな状態で、例えば仕事の電話がかかってきたとします。社内の同僚からなら別に良いんです。自宅で仕事しているのを知っているのだから。

でももしお客さんから電話が来たら。

「もしもし、あ、はい、お世話様です〜(ピンポーン)」
「もしもし、はい、あ、お世話様です〜(ワーン(泣き声))」

ってな具合です。さてこの状況どうします?

僕は一日中、息を潜めて仕事してました。子供に対しても居留守状態です。いるとわかるから泣くんです。いないと思い込ませるしかない。

これを毎日続けるんです。結構、スパルタちっくと思いません?

注意点2: 夏場の気温と電気代

夏はめっちゃ暑いので、当然のごとく一日中エアコンをつけます。その分電気代がかさみます。家族がいると、例えばリビングでもエアコンをつけますね。そして仕事場でもエアコンをつけることになります。

ここで電気代をケチろうとして、仕事部屋のエアコンを切って扇風機だけで耐えてみます。自分は汗水流して根性でなんとか頑張ります・・・。

PCが悲鳴をあげるんですね。

PCが突然反応しなくなるんです。再起動すると復活します。でも仕事で他人とチャットしてる時などにこの症状が出ると、勝手に再起動なんかできないでしょ(まあするしかないんですが)。

「俺は毎日、汗水流して仕事してるんだ!」と言う、まるで最先端のリモートワークとは縁遠い精神状態に徐々に移行していきます。

注意点3: 病弱になる

自宅で仕事すると言うことは、朝起きて、まあ朝ごはんを軽く食べてシャワーを浴びたら、特にやることもないのでそのまま仕事開始です。

日本の家屋、特に都心の方では家がめっちゃ狭いのが基本ですから、ほとんど歩くことなく仕事部屋に着きます

椅子に座って、PC起動して、昼までそのままの姿勢。
そしてお昼も家で食べて、午後また同じ席で仕事。
夜に仕事が終わり、またほとんど歩かずに夕食。

これを毎日続けます。もはや修行僧です。もうだいたいイメージが付くと思いますが、明らかに運動不足です。病気になります(ってか、なりました)。

仮に急に体調を崩しても、もちろん自宅なのですぐに横になれます。これはすごいメリットです。

ただ、会社の人はそんな私に誰も気付いてくれません。いちいちメールとかチャットで「あの、急に具合が悪くなりました。だから何をしてほしいというわけではないです。今からちょっと横になります」とやりとりをするわけですが、相手にはその程度がイマイチ通じないので、なんか間抜けなやりとりになります。

注意点4: 外部ディスプレイも使うので場所を取る

ラップトップPC1台あれば仕事ができる、とよく言われますが、意外とそれでは仕事になりません。比較的大きめの外部ディスプレイを接続して仕事する人多いと思いますが、そのディスプレイは自腹で用意し、部屋の机に置くわけです。場所取るんです。

自分のプライベート用PCの外部ディスプレイをつなげればそれでも良いですが、今度は自分のPCの場所の隣に会社のPCを置くほど、広い机ありますか?僕は厳しいので小さい机(というか台座?)を買って、そこに会社のPCを置き、長いケーブルを這わせてちょっと離れたところに外部ディスプレイに接続するという感じです。イメージ湧きますかね。これで僕の姿勢も悪くなります

注意点5: ランチ難民

我が家の周りは割とのどかな田園地帯的なところにあります。そこでのんびりとリモートワーク・・・と言いたいところですが、

レストランが少ない!

上記の通り毎日家の中でこもっていると病気になるので(これシビア)、月曜日から金曜日まで、一人で車で外食しに行きます。

でも毎日ですよ。そんなに選択肢がないのに毎日外食なんだから、流石に顔も覚えられるし、味にも飽きます。

東京って食べるところがたくさんあって、よかったな(遠い目)。

まとめ

リモートワークはまだ新しい働き方なので、もっとたくさんナレッジ共有してみんなで積極的にテストして改善していくべき。

体調に気を使いながら働く事になりますが、とにかく業務の生産性向上には目を見張るものがあります。全然サボりません。外資系並みの結果重視の働き方になりますし、社員同士のコミュニケーションも、無駄話が減り、業務効率を上げるコミュニケーションスタイルに変化しますので、オススメです。

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