外資系社員なんて聞くとなんか上から目線でタカビーなイメージありません?僕はあります。僕は日本の田舎で育ちました。海外に初めて行ったのは何と20歳を過ぎてからです(何歳だったか忘れた)。そんな僕でも外資系に入れました。入ってから10年以上の経験になりますが、やっぱタカビーな人いるなと思います(笑)。まあそうではない人もいますが、でもそういう人よく見かけます。
外資系企業に就職するのは大変かと言えば、大変かもしれませんが、何が大変なのかと考えてみると面白いです。外資系が求める人材って何か。
外資系に求められる人材の条件
- 日本社会に(普通に)詳しい
- (無駄に遠慮せず)正直である(かと言って横柄ではない)
- (結論から話すなど)発言が簡素でわかりやすい
- 英語が(そこそこ)できる
職種によっても違うんですが、大枠はこんな感じだと思います。
解説します
1番に関しては、日本人なら普通にクリアします(笑)。
2番目は、外資系だと上司がアメリカとかヨーロッパだったりするので、電話会議やビデオ会議をするのにも時差がありでなかなか理解し合うのが難しいわけです。人間だもの、ちゃんと仕事してるか不安になりますよね。「上司だからゴマ剃らなきゃ」とか「とりあえずハイハイと何でもYESと言っておこう」とかいらないです。遠くにいる上司の信用を得る事。思ったことを丁寧に、正直に話す事がポイント。
3番目は、2番目にも絡みますが、短い時間で連絡が完了できて、次のアクションに進み、アクションの結果をまとめられる事がとても重要。これなぜか日本の会社でやると人によっては嫌味っぽく思われるかもしれませんが、欧米は「生産性」や「効率性」にめちゃくちゃ敏感です。おそらく子供の頃からそこをみっちり仕込まれるのではないかと勘ぐってしまいますが、そのくらい基本です。電話会議やったとしても1つのテーマで1時間が限度。1時間を超えるとみんなイライラしてきますので、「短く話せる」のは重要です。
4番目の英語ですが、職種によってはTOEIC700点くらいあれば入れます。このTOEICってのはクセモノで、通常のTOEICは「英語を聞ける」「英語を読める」という能力のテストです。受け身の能力。発言力は求めません。外国の上司の言う事を正確に聞き、反論せず、実行する能力。外資系社員が活動するのは主に日本国内なので、「英語の指示が聞き取れる」事と「結果を英語でシンプルに伝えられる」事が出来ればOKな部署ってのがあります。でもこれに甘んじていては奴隷なので、当然入社後も英語は練習した方がいいです。そして英語で議論して外国の上司にアドバイスしたり、議論したりできるようになるとさらに喜ばれますね。
僕が片言の英語しか話せなかったのをどうやって外資系にまでたどり着いたかと言うと、これは長い道のりでした。
- 派遣会社に入って英語でシステムに入力する仕事に就いた
- 次に、または派遣会社で、たまに会議で英語で話せる仕事、たまに外国人による英語でのトレーニングがある会社で働かせてもらった
- 次に、転職エージェント会社に登録して、いよいよ正社員として毎日英語の電話会議がある会社に就職
と言う道のりです。派遣会社はアルバイトより時給が高く、勤務している間も派遣会社の担当営業がいろいろキャリア相談にも乗ってくれるし、とても助かりましたので、オススメです。あまり大手の会社だとシステマチックすぎてそこまでやってくれないかもしれません(わかりません)が、私の場合は、小さすぎず、大きすぎず、と言う派遣会社でした。
一方、転職エージェントというのは注意しなければなりません。面接が成功して入社できたらそこで関係は終わり。変な会社に入っちまった!なんて事になってもどうにもならないです。
とにかく英語が好きな人には天国のような外資系。毎日英語に触れられるので楽しい事間違いなし。というか、日本は人口減少まっしぐらなので、外資系じゃないにもしてもグローバルと戦えるように一歩でも前に進む事が大事だと思います。僕は日本の地方こそ、(東京以上に)外国人と一緒に生活するレベルまで高まって欲しいなと思ってます。