2020年12月31日にもまた嘔吐をしました。3回も。
しかし年末は動物病院はお休みなので、今回は不安ながら自宅で様子見をしました。
ところがどうでしょう。
「吐いたらお腹すいた。ご飯ちょうだい!」
と言わんばかりの大騒ぎ。むしろ元気になってるではありませんか。これをどう理解したらいいものか。なるべく安静に、なるべく胃を休ませる方向で対応しました。いつもなら病院へ駆け込んで抗生剤と吐き気留めの点滴を打つわけですが・・・。ひょっとして過剰対応してたのかな?
元気な誕生日
1月11日は彼の誕生日。ゾロ目です。いい日に生まれたんですね。
はい、記念写真パチリ。

大学病院のススメ
行きつけの病院の先生としては、一度大学病院で検査をしてもらった方がいいと言う見解でしたので、この度大学病院へ紹介状を書いてもらいました。
新年早々、大学病院を訪問です。全身麻酔を打って胆嚢の組織を採取すれば何かがわかる(かも)という話でしたが、本当に体にメスを入れるまでの事態なのか、どうも決心ができない。そこでまずはセカンドオピニオンにてお話だけ聞きに行くことにしました(手遅れになるのは嫌だし)。
ところが、巷は新型コロナウイルス騒ぎです。東京での感染者が急増してしまい、緊急事態宣言発令となりました。はい、「ステイホーム!自宅から出ないでね」とのお達しです。
こんな中に東京の大学病院に行って大丈夫なのかな?と迷いましたが、仕事のお休みも申請してしまっていたので、もう行くしかない!
当日の朝。ワンコは食事が許されません(水は飲める)。
どんな検査をすることになるかわからないためです。
予想通り、「朝ごはんまだー?」と大騒ぎです。
「ごめんねー。我慢して大人しく車乗ってちょうだい」
さて、車で東大へ向かったものの、平日の朝っていうのは高速道路がとんでもなく混雑するんですねー、全然知りませんでした。まるでゴールデンウィークのように、車列が動かないのです。その間、カーナビとの格闘。どのルートがいいのかさっぱりわかりません。こっちか?そっちか?と格闘しながらようやく到着。都内の道路は駐車車両が多くてレーンの判断が難しい。苦手です。
東大の入り口には要注意。車幅ギリギリのゲートを通過させられます。

そしてゆっくりと徐行しながら構内を進み、動物医療センター側の駐車スペースに駐車します。

そのまま2階に上がり、受付を済ませ、待合室で大人しく待ちます。

呼び出され、診察室に入ると、若手の助手のような方からのヒアリング。新型コロナウイルス感染予防のため、ソーシャルディスタンスを保ちながらの会話です。
それが終わると、そのままワンコを預かり、血液検査とエコー検査となりました。さてどうなるか・・・・。
検査結果が出るまで、東大構内をお散歩して待ちました。警備員から注意を受けながら・・・(ちょっと怖かったです)。


数時間後の検査結果発表
紹介状をもとに血液検査とエコー検査を終えた先生の一言。
「あの、この子の何が問題なの?」
は?
何って、紹介状読んだんでしょ? 何をいまさら・・・
とキョトンとしながら話を進めると、こんな感じの診断結果。

- 肝臓は特に異常なし
- 血液検査結果の数値に右往左往すべきでない、あれは参考値に過ぎない
- 元気なのか病気なのかは、飼い主の観察で判断すべき
- 「ポリープ」とは、必ずしも「腫瘍」を示すものではない。ゼリー状の”何か”も含め、ポリープと呼ばれます。
- ただし、初期の「胆嚢粘液嚢腫」(たんのう、ねんえき、のうしゅ)の所見が見られますので注意してください。進行すると胆嚢が破裂する事があります。
- これは原因がまだよくわかっていない病気。コレステロールが関係しているかもしれないと言われており、脂肪は少ない方がいい。主治医の指示に基づいて療法食を。
- 手術で胆嚢を摘出する場合、20分の1の確率で死亡する事がある。でもそこはまだ考えなくて良い。
なんだ、そんな程度なの?とりあえず、ほっとしました。
ホッとしたらお腹が空きました。
東大には素敵なレストランがあると聞いていましたのでそちらに伺い、(コロナのこともあるので)車中でお弁当をいただきました。


やっと食べられる。
さて、これからワンコのご飯をどうすべきか悩みます。