大きな病院での検査が必要・・・との提案で、いろいろ調べ、埼玉県にある「どうぶつの総合病院」という名前の病院が良さそうということで行って来ました。
2022年8月23日。当日、ワンコは食事ができません。
突然の嘔吐が怖いなんていう理由もさる事ながら、基本的に食いしん坊の彼にご飯を我慢させるのは大変。
「ご飯食べたい」という彼に気を使い、人間も朝食抜き。なんとか誤魔化して車に乗せます(水は飲ませてOK)。
カーナビ任せで車で行ったのですが、そう上手くはいかないものです。現場到着した途端のパニックです。
「入口わかんねー」





Contents
検査担当との面談
予約時間の10時30分になると、個室へ案内されます。
この部屋、ピッカピカの新しいオシャレな部屋(綺麗なソファー、壁掛け型テレビあり)なのですが、エアコンが効きすぎています。温度は変えられないらしく、毛布を出してもらえました(笑)。
事前面談の内容
- 行きつけの担当医師からの診断書内容が送られているので、その内容の確認。
- 家族側で作成した過去の経緯レポートを渡して解説。
- 尿検査の方法。自宅でおしっこを採取して持っていったのですが、「不要です。膀胱に注射して直接尿を採取します」との事(「普通の注射と同じでそれほど痛くはない」とか言ってました)。
- 血液検査をする。
- エコー検査もする。
- 「以上が検査予定の内容です。他、気になることはないですか?」
- 「なければ、必要となる費用ですが・・・・」
私はここでまたやらかした、と気がつきます。
この病院は、高度な検査機関なので、お値段がめちゃ高いのでした。二桁万円ほどになると思われます、と面談の最後の最後になって、初めて知らされるのです(皆様もお気をつけて)。
もちろん、大事な検査なのでここで引くわけには行きませんから、進めることになりました。
なんと飼い主、ダウン。
検査完了予定は午後3時。それまでだいぶかかりますので、近くのショッピングモールまで車を走らせました。
人間もお腹を空かせているので、とりあえずランチを取りにレストランへ入ります。。。。そのタイミングで、突然偏頭痛が。。。
メニューを見ているだけで吐き気が襲ってきました。
水を飲んでも吐きたくなります。(彼と同じ症状という皮肉)
何とか自分を騙し、こらえ、数分後にオーダーしたものが出てきました。
スプーンを手に取り、口に運び、歯で噛むと、噛むたびに、ズーンズーンと偏頭痛&吐き気が襲います。
途中で耐えきれず、レストランの外へ出ます。その日は炎天下。超汗だくですが、体は寒さで震えてます。。。。
駐車場の車へ戻り、椅子を倒して横になります。
偏頭痛中の頭を使ってなんとかアイディアを捻り出す。「このモールに薬局があるはず」
そこで冷えピタ、飲み薬、水を購入し、なんとかようやく危機を脱出。午後3時までに回復したのでした。
結果発表
さて、病院へ戻り、いよいよ精密検査の結果です。

- BUNはすぐ上下する。水分不足、食事の内容、腎臓の状態が影響する値。
- GPTが高いが、良くなって来ている。
- GGTも高いが、良くなって来ている。
- 睾丸に初期の精巣腫瘍がある。エコー検査を続けましょう(汗)。
- 血液検査時、溶血しましたので、2回血液を採取しました(またか)。
- 黄疸はない(ヨシ!)。
- 粘液濃縮(ポリープ)は無くなってた(これは驚き!)。
- 肝臓の酵素は下がってきています(ヨシ!)。
- 胆泥はまだある。
- 高脂結晶気味。これはコレステロールと中性脂肪で判断されるもの。ちなみに高コレステロールでも、中性脂肪が上がってなければほとんど問題はない。
- 腎臓が悪いと尿の色は薄くなるもの。腎臓は、水を体内に吸収し、結果、濃縮した物を体外に出すもの。
- リンパ球はストレスホルモンのコルチゾールの影響で動く。
ビリルビン検出(つまり黄疸検出)の原因として考えられるのは3つ:
- 血液検査の失敗か。
- 急性胃腸炎か。胃腸が悪くなり、それが肝臓に影響して黄疸になったか。
- 急性胆嚢(たんのう)炎か。急性の細菌によるもの。腸内細菌が胆管を逆行して発生(胆管は本来無菌の場所)。この場合には、抗菌薬(点滴)で治る。ここ数日抗菌薬を与えていたため、数値が良くなったのかも。
さて、果たして原因は何だったのか。
とりあえず回復して来ているとのことで、ひと安心。膀胱に針を刺されてお疲れ様だったね。。。