「終身雇用は滅びた、というニュースが多いけど、これからどうなるんだろう」という人へ。
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答え。
会社は無くなります。
理由。
そもそも会社(英語ではCompany、「仲間」の意味)は、人間一人ではできない事を、複数人で協力する事でなるべく早く、間違いなく生産していくために存在しています。そしてその仲間を集めるために、会社はいくつかのメリットを提供するわけです。例えば。
会社のメリット:
- 毎月決められた金額を決められた日付に支払います
- 複雑な税金も計算してあげて本人の代わりに支払います
- 働くための環境(オフィスや必要機材)を提供します
- 過去の業績を宣伝した信用を元にした営業展開、など。
それがいつの間にか、大企業は絶対的に強く、中小企業は絶対的に勝ち目がない、というような構図に変わってきてしまいました。そうなると会社は権力を持ち、態度がでかくなります。例えば。
会社のデメリット:
- 転職面接日程の自由がない
- 服装に自由がない
- 勤務時間終了後の帰宅も自由がない
- 会社に対して自由な発言ができない
- 副業の自由がない
- 家庭の理由で仕事に影響を来たす自由がない
- 出社時間を変更する自由がない。等。奴隷扱い。
こんな状態で耐えてきた大人たちはすごいですね。我慢こそ美徳だったのでしょう。しかしそのおかげで家庭が維持できなくなり少子化が進んできました。そしてネットによって個人の力が巨大化しました。日本の政府は焦って「働き方改革」を実行し始めます(いまさら感)。こんな感じで会社の力がどんどん縮小されてきます。
さて、このまま会社がなくなったら、一人でどうやって製品やサービスを作るんだ?とか思いますよね。それはその通りで、一人でできることに限りはあります。
ただそうは言っても、クラウドサービスやAIサービスがどんどん増えてきていて、それらのサービスを有償で利用しても、人間の人件費と比べてクラウドは格段に安いので意外に一人でもかなり事ができるようになりました。それでもまだまだ人間の仲間は必要です。
会社を使わない組織って?
人は誰でも個人で働く自由を国に認められています。というより、「会社員にならなければならない」なんていうルールは日本にはありません。会社はかつての便利な道具だっただけで、別に個人で事業をしてくれるなら国はそれでも全然Welcomeです。
で、今はどうなってるか。
今の社会:
- フリーランスとして個人が得意分野の事業を立ち上げる。
- そして何かプロジェクトを企画する。
- 営業専門、広報専門、エンジニア専門、などの独立したフリーランス精鋭たちを10人集める。
- 10人が契約してプロジェクト実行部隊を作る。
- プロジェクトマネージャーを中心に、仕上げる。
- 目的を遂行したら、解散。
これで全く問題なし。でもこの場合先に挙げた会社のメリットは本当に得られないのか見てみると。
- 毎月決められた金額を決められた日付に支払います(これは顧客と契約しておけばいい)
- 複雑な税金も計算してあげて本人の代わりに支払います(クラウドサービスでOK)
- 働くための環境(オフィスや必要機材)を提供します、など。(ネットとPCさえあればOK)
- 過去の業績を宣伝した信用を元にした営業展開(メルカリやヤフオクなどのプラットフォームを使うなどでネットに公開すればOK)
というわけで、会社のメリットが全く無くなっている事に気がつくと思います。経営者としても無駄に破格なコストを支払い続ける意味がなくなってきているので、つまり会社形式にする意味がない、個人がつながればそれでいい、だから会社はなくなります、という事です。
これからの社会
フリーランスを10人集めるよりも、AIを使えば自分の期待を学習し、自分のクローンとなって期待通りに動いてくれるので、理想のデジタルサービスを作る事ができます(いわば、コピーロボットです)。
いつもほとんど決められたパターンで行動するような作業はAIが担当していきます。すると人間であるあなたは、ビジネスの根幹である「アイディア出し」をする事が主な仕事になります。
「アイディア」というのは、10時間粘れば10時間分のクオリティーのものができるわけではありません。5分で思いついたアイディアでも莫大な収益を上げられるのです。つまり「かけた時間=お金」ではなくなります。アイディアが生まれるまで、ずっとリラックスして遊んでおく事こそが仕事になるのです。
2021年には、この「仕事のために遊ぶ」という事に真剣に向き合う社会が生まれていると思います。なんて素晴らしい社会なんでしょう!
まとめ
- 「会社」という組織は古いもので、もはや不要
- 自分の「クローン」を作る事で本当の理想の集団が完成する
はい、以上でした。